米国のカリフォルニア州選出上院議員アレックス・パディラ氏とアダム・シフ氏は、サンフランシスコ国際空港(SFO)での移民関連逮捕に際して連邦政府機関が乗客データを共有・利用した方法について、国土安全保障省(DHS)に説明を要求している。両氏はDHS幹部に対し、運輸保安庁(TSA)情報がグアテマラ人母子の逮捕前に移民・関税執行局(ICE)へ警告を発するために使用された権限について、正式な照会書を送付した。
連邦当局が旅行者の特定に乗客データを用いたのは、DHS内の広範なデータ共有システムの一部であり、セキュリティ専門家によると、これは長年テロ対策目的で使用されてきた。しかし、専門家はABC7 Eyewitness Newsに対し、このシステムが移民執行にますます利用されることで、TSAの主要任務から資源が転用される可能性について懸念を表明した。パディラ議員はABC7 Eyewitness Newsのインタビューで、「どのような政策の下でこれが起こったのか?これは新しい政策、新しい指令なのか?」と述べ、DHS機関間のデータ共有自体は新しいことではないものの、移民執行への情報利用は転換点となる可能性を示唆した。
今回の照会は、移民執行が主要な争点となる中で、連邦議会が一部政府機関の閉鎖状態に陥っている時期に行われた。パディラ議員は、民主党が推進する移民執行改革が不十分であるとして、共和党が支持するDHS予算案への反対票を弁護した。民主党はDHS内の他の機関、特にTSAへの資金提供を提案し、ICEと税関・国境警備隊(CBP)については交渉継続を求めていた。上院ではDHSの大部分に資金を提供する合意に達したが、下院のマイク・ジョンソン議長は、機関を分割すべきではないと主張し、このアプローチを拒否した。
民主党が求める改革には、住居への立ち入りに司法令状を義務付けること、捜査官のマスク着用を制限すること、より明確な身元表示を義務付けること、ボディカメラの使用を拡大することなどが含まれる。ジョンソン議長はFox Newsのインタビューで、民主党が国境警備と税関・移民執行の予算を「ゼロ」にしたとし、「2024年選挙の最大の争点であり、我々にとって言語道断だ」と批判した。これに対しパディラ議員は、空港での「混乱と遅延」だけでなく、「コミュニティでの混沌と悲劇」も看過できないと述べた。




