【コラム】アニメは日本が世界に誇るイケてるコンテンツ

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毎年サンノゼで開催されるファニメコンを家族でみっちり楽しんでいる編集長です。

不景気の続く中ファニメコンの来場者数は毎年15%ずつという勢いで増加し、今年は総来場者数が2万人を超えたそうです。期間中はダウンタウンのホテルは全米からファニメコンのためにやってきたファンで一杯になり、会場だけでなく、街では溢れたファンが思い思いのコスプレのままレストランで食事をしたり公園で記念撮影をする姿が見られます。サンノゼ市としてもこの規模で毎年確実に開催されるイベントは少ないため、ファニメコンから大きな経済効果を得ています。

ファニメコンが凄いのは、これだけの規模のイベントでありながら、主催が商業的団体ではなく1994年のスタート以来いまだにファンによるボランティアだけで運営されていることです。この規模のイベントを実現させるために協力しているボランティは総勢800人を超え、取りまとめているシニアスタッフも全て本業を別に持ち、手弁当で参加しているボランティアです。

ファニメコンが毎年成功し、成長を続けるのには、日本のアニメのファンが増えていることもありますが、イベントを成功させ、来場者に楽しんで欲しいというボランティアスタッフの熱意によるものも大きいと思います。運営するスタッフやボランティアがお金設けがメインではなく、「来場者がハッピーで来年も開催できれば良し」というスタンスを共有して動いていて、それが参加者にも伝わっているのが感じられます。ファニメコンでは、ボランティアや来場者から、「こういう企画はできないかな?」「こうしたらもっと楽しい」という提案があった時に、採算ではなく「どうすればそれを実現できるか」にフォーカスして進めてゆくそうです。

残念に思うのは、日本人が3万人住むと言われる北カリフォルニアで、これだけ大きな日本文化であるアニメを中心とするコンベンションが開かれているというのに、参加者にも運営側にも日本人の参加が少ないということです。今年は始めてサンフランシスコ領事館から総領事がオープニングセレモニーを訪れ、イベントの規模の大きさに驚かれたそうですが、この規模の日本に強く関連するイベントに総領事がこれまで顔を出さなかったということにも、若者を除く日本人がアニメ、オタク文化をどこか軽視している風潮が見られるように思います。

日本がこれから生き残ってゆくにはグローバル化が必須課題であると言われ続けているにも関わらず、今実際に最も世界で受け入れられている日本の輸出コンテンツであるアニメ、ゲーム、コミックなどが未だにオタク扱い。どうして、求められているコンテンツの輸出に力を入れずに、不得手なインダストリーで無駄な努力を繰り返すのでしょうか。
「グローバル化」の名のもとに中途半端に海外に媚びたモノづくりをして失敗するケースの多い中、アニメ、コミック、ゲームなどは日本人が日本人のために創り上げてきたものが、そのままの形で世界的に受け入れられているのです。

一部のファンが、日本から面白いコンテンツを見つけて、輸入し、紹介する場であったファニメコンですが、これからは日本側から、積極的に新しいコンテンツや未発掘の素材を紹介し、売り込んでゆくのが本来の姿ではないでしょうか。招待されてゲスト参加する日本のアーティストのみなさんは、皆アメリカでの人気と熱いファンの支持に驚き、感動して、また来年も来たいと言って帰ってゆきます。

招待されるのを待たずに、日本の若手アーティストはどんどん海外に売り込みに遠征するべきです。シリコンバレーで日の丸Webサービスを起業するよりよっぽどチャンスがありますよ。

というわけで、今年参加できなかった人も来年は是非、覗いてみてください。アニメや音楽、ファッションなど日本の文化が広く受け入れられ、愛されているのを見るのは単純に嬉しいし、誇らしいものです。

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