高速脇の茂みに突っ込み、身動きとれず救出まで3日間

土曜日の夜、サンノゼで食事を済ませたDuc Vinh Doさん(31)は、ミルピタスの自宅へ運転して帰る途中、I680の Hostetter Road付近で走行中に運転を誤り、側道の茂みに運転していたSUVごと突っ込んだ。運悪く道路から死角となる茂みの中に突っ込んでしまったDoさんは、衝撃で負傷し車の中で身動きが取れなくなってしまい、救出まで3日間、すぐ脇を多くの車が通り過ぎる中、SUVの中に閉じ込められたままだった。
Doさんは、3日目の火曜になってなんとか体を少しずつ動かし、衝突の衝撃で後部座席に投げ出された携帯電話を発見、911をコールした。しかし、自分のいる正確な場所がわからなかったため、高速救助隊はDoさんの携帯電話の逆探知を行い、付近に救急車を出動させたものの、Doさんの車両を発見できず、Doさんに救急車のサイレンが聞こえたら携帯で連絡するようにと伝えて、付近をサイレンを鳴らして走行したが、Doさんの耳には届かなかった。そこで、サンタクララカウンティシェリフのヘリコプターの出動を要請、上空から確認することでようやくDoさんの事故車両が発見され、火曜日の午後5時過ぎに3日ぶりに救出され、病院へ運ばれることになった。
車の中に閉じ込められていた間、Doさんは飲みかけだった2本のミネラルウォーターだけで飢えと乾きを凌いだという。事故の原因などについては、Doさんが体力を取り戻してから事情聴取が行われる予定。


[編集長の独り言]
陸の孤島というのか、山中で遭難するのと違ってすぐ脇を一日中車が通り過ぎるのに3日間も見つからないとは悲惨ですね。携帯電話が見つかってよかったですが、救出されないまま憔悴した状態で今日からの熱波を迎えたらどうなっていたかと思うと恐ろしいです。家族や知人から行方不明の届けが出ていなかったというのも発見を遅らせた原因のひとつになっているようです。

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