カリフォルニア州車両管理局(DMV)は、障害者駐車許可証の不正利用問題に対し、積極的な対策を講じている。これまで、駐車スペースを確保するために障害者駐車許可証が悪用される事例が横行していたが、部門の組織的な対応により、不正利用による違反件数は州全体で劇的に減少している。
不正利用の現状と過去
DMVがこの問題に注力し始めた2017年以前、カリフォルニア州の免許取得者2,200万人中、平均250万人が障害者駐車許可証またはナンバープレートを使用しており、これはドライバーの8人に1人がこのプログラムを利用している計算になる。同年に不正利用はピークを迎え、DMVは過去最多となる2,715件の違反切符を州全体で発行した。ベイエリアでは2017年に303件の違反があった。許可証の不正利用には、資格のない者がオンラインで購入する、本人以外が使用する、許可証なしで指定区画に駐車するなどの方法があり、これらは障害を持つ顧客の駐車機会を奪う深刻な影響を及ぼしていた。
取り締まり強化と成果
DMVは2017年以降、おとり捜査の実施、許可証更新プロセスの再構築、そして市民からの不正利用に対する苦情申し立ての受け付けを開始するなど、取り締まりを強化した。カリフォルニア州議会は2017年に上院法案611号を可決し、許可証所有者が6年ごとに生存および必要性を証明する義務を課し、DMVが社会保障番号を用いて申請の有効性を確認できるよう制度を近代化した。これらの取り組みの結果、ベイエリア9郡における不正利用の違反件数は、2017年の303件から2025年には10年間で最低となるわずか8件にまで激減している。不正利用が確認された場合、違反者は最大1,000ドルの罰金および郡拘留の対象となる。
市民連携による監視体制
さらにDMVは、市民が不正利用の疑いを通報できる新しいシステムを導入した。通報者は、場所、許可証のシリアル番号またはDV/DPナンバープレート番号、発生場所、車両の詳細情報を提供することで、DMV捜査官が調査に乗り出す。DMVのヘレラ報道官は、障害者駐車の不正利用は障害者の権利を侵害し、本当に必要とする人々のアクセスを制限し、移動を妨げ、生活の質を低下させると警告している。DMVは市民との連携を呼びかけ、駐車スペースを守るための共同作業を促している。
出典: sfgate.com: Millions of Californians had this placard. Then the DMV cracked down.


