Salesforce CEOのマーク・ベニオフ氏は、ドナルド・トランプ大統領に対してサンフランシスコに国家警備隊の派遣を要請した意見を撤回し、謝罪した。以前のコメントはDreamforceイベントに関連した懸念から来たものであったと説明している。また、セールスフォースがアメリカ国土安全保障省移民税関執行局(ICE)に対して、迅速な人員拡充を支援するためのAI技術を提供するというニューヨーク・タイムズの記事が報じられ、論争が発展している。
この出来事によりシリコンバレーのビリオネアであるロン・コンウェイ氏がSalesforce Foundationの理事会から辞任し、ベニオフ氏への失望を表明した。サンフランシスコ市長のダニエル・ルーリー氏は、この都市の安全は移民を保護する政策のおかげで維持されていると述べている。地元の警察や保安官が犯罪抑制に十分対応できる体制であると確信している。
ベニオフ氏はサンフランシスコに今後5年間で150億ドルを寄付することを約束しており、市警の人員募集にも100万ドルを提供する意向を表明している。サンフランシスコの法執行機関は、連邦の支援を必要としないという立場を示している。
出典:Salesforce fallout: Benioff says he no longer believes National Guard needed in SF, issues apology