サンフランシスコの歴史的なカストロ劇場が、映画『プリシラ』クイーン・オブ・ザ・デザートの上映をもって再開した。Another Planet Entertainment(APE)がカストロ劇場の運営を開始し、同劇場は多様なイベントを開催する場所となる。APEは、ライブ音楽、コメディ、ポッドキャストなど、様々な形式のエンターテイメントを提供することを目指している。
劇場の歴史と大規模改修
1922年にオープンしたカストロ劇場は、映画館として知られ、2020年に閉鎖されていた。APEはこの歴史ある会場に対し、2,000万ドルを超える大規模な改修を実施した。改修工事には、新しい暖房、換気、空調システム、ADA(障害を持つアメリカ人法)に準拠したバスルーム、新しい楽屋、改良されたサウンドと照明、新しいプロジェクター、ロビーの改善、屋上の再建が含まれる。
劇場の固定座席撤去は物議を醸したが、サンフランシスコ市監督委員会は2023年1月にその撤去を承認した。APEのCEOであるシャーウィン・ブッカーは、改修により劇場が多様な利用形態に対応できるようになったと述べている。
地域社会の反応と今後の展望
カストロ地区の一部の住民は固定座席の撤去に反対の声を上げていた。地元のアート団体であるFramelineは、カストロ劇場を映画上映の拠点として維持するよう求めており、APEと協力して映画祭や上映を継続する予定である。APEは、映画上映を継続することを約束し、新しいプロジェクターも設置したことを明らかにしている。




