サンフランシスコ統一学区(SFUSD)は、2025年度に直面していた1億1,400万ドルの財政赤字を、教員の解雇を行わずにほぼ解消した。この成果は、早期退職制度の導入や中央事務局の人員削減、空席ポジションの削除など、複数の施策を組み合わせた結果である。
具体的には、314人以上の教育職員と30人の中央事務局職員が早期退職に応じ、さらに100人の中央事務局職員が解雇された。また、75の空席ポジションも削除された。これらの措置により、残る赤字額は約1,000万ドルとなっている。
マリア・スー学区長は、「すべての教室に資格を持つ教員を配置することが最優先事項であり、学生の成功を支えるために予算を慎重にバランスさせている」と述べた。学区の予算の85%は人件費に充てられており、教員の配置は教育の質を維持する上で重要である。
SFUSDは、2025年6月30日までに州に承認された予算を提出する必要があり、現在その期限に向けて順調に進んでいる。また、給与および調達システムの刷新や外部契約の削減など、財政の健全化に向けた取り組みも進行中である。
なお、SFUSDは過去に財政難から州による管理下に置かれる可能性が指摘されていたが、今回の赤字解消により、そのリスクは大幅に低減された。今後も持続可能な財政運営を目指し、教育の質を確保するための施策が求められる。
San Francisco Unified close to clearing $114M budget gap – NBC Bay Area
