KTLAによると、複数の男性に対し妊娠を捏造し医療証拠も偽造したとして起訴されたローラ・ミシェル・オーエンズ(36)は、アリゾナ州の法廷で量刑判断を受けた。オーエンズは、偽造した超音波画像やでっち上げた医療記録、法廷での虚偽証言などが絡む事件で、重罪4件について有罪を認めていた。
マリコパ郡検事局の2025年5月の発表によると、捜査はオーエンズが2023年に、ABCのリアリティ番組「バチェラー」第26シーズンに出演したクレイトン・エチャードに対し、双子を妊娠しているとして父子関係の訴訟を起こし、養育費を求めたことを契機に始まった。エチャードは主張を争い、オーエンズは流産したとして訴訟を取り下げた。民事手続きの中で家庭裁判所の裁判官が証言の矛盾を指摘し、2024年7月に検察へ付託した。
検事局によると、捜査でオーエンズが超音波画像を改ざんし、妊娠動画を捏造し、2023年5月から2024年6月にかけて繰り返し宣誓下で虚偽を述べたことが判明した。2025年5月に大陪審は、詐欺的計画、偽造、偽証、物的証拠の改ざんなどを含む重罪7件で起訴した。さらに検察は、2021年に短期間交際したグレゴリー・ギレスピーに関する別の事案も把握し、2度目の大陪審起訴で偽証、詐欺的計画、身元の盗用、偽造、恐喝による窃盗などを含む重罪7件が追加され、重罪は計14件となった。
2026年8月28日、オーエンズは司法取引により、詐欺的計画2件、偽証1件、他人の身元の使用1件の計4件で有罪を認め、残る10件は取り下げられた。マリコパ郡上級裁判所のジェフリー・ルーター判事には、一方の詐欺的計画の罪について、保護観察か、最長12年半の禁錮刑を科す裁量があった。
2026年10月23日の量刑審理では、検察側と被害者側が精神的・経済的影響を述べた。英紙ガーディアンによると、エチャードはオーエンズが真に反省しているか疑問を呈し、拘置所または刑務所での刑を科すよう求めた。ギレスピーも被害者意見書を提出し、AZFamily.comによると、賠償金として約30万ドルを求めている。さらに、検察がオーエンズに盗まれたとする超音波画像の持ち主の女性も意見を述べ、SFGATEによると、その画像は双子を写したもので、うち1人を失う前のものだったと説明した。
オーエンズの両親であるロン・オーエンズとジャン・ブラックも出廷し、長期収監を避けるよう求めた。AZFamilyによると、ブラックはオーエンズが家族の敷地内で暮らし、複数の持病がある81歳の父の介護を手伝っていると述べ、両親は情状を訴えた。ページ・シックスによると、オーエンズは法廷で「重罪4件について有罪を認めた。私が彼らに与えた痛み、苦痛、そして出費について、心から、心から申し訳ない」と述べたほか、事件が全国的に注目される中で自身と家族が脅迫や嫌がらせを受けたとも話した。
サンフランシスコ・クロニクルによると、ルーター判事は禁錮30日と保護観察7年を言い渡した。AZFamilyによると、2027年10月22日から始まる12カ月の拘禁も猶予付きで科され、保護観察の条件を順守すれば回避できるとされた。保護観察に違反した場合、最長12年半の禁錮刑が科され得ると警告された。審理後、エチャードは量刑を批判し、司法制度が自分を守らなかったと述べた。
