クロエ・ベルタ・キャビネスさんは、ユナイテッド航空の元客室乗務員として勤務していた2001年9月11日、同僚サラ・ネルソンさんのシフト申請ミスで、本来乗務するはずだったフライト175便に乗らずに済んだと明かした。キャビネスさんは「文字通り乗っているはずだった」と述べ、以後25年間、感謝と罪悪感など相反する感情を抱えてきたという。
キャビネスさんは当時22歳で、マリン郡に住み、拠点はボストンだった。通常はサンフランシスコからボストンへの夜間便で午前6時に到着し、午前8時発のロサンゼルス行きフライト175便に乗務していた。2001年8月に休暇中だった際に9月のシフトが作成され、ネルソンさんが代理で申請したが、午前8時便ではなく午後1時便を優先する形で申請していたため、キャビネスさんは落胆したという。
2001年9月11日の朝、キャビネスさんは午前6時にボストンに到着し、ミーティングルームでフライト175便の乗務員らと話した後、エレベーターでターミナルへ移動した。乗務員らが左へ向かって搭乗に向かった一方、キャビネスさんは右へ向かい、町で母親と会った。その後、ハイジャック犯がフライト175便を世界貿易センタービル南棟に衝突させた。キャビネスさんは母親とボストン市内を歩いていた際、バーの外で人々がテレビを見ているのを見て襲撃を知り、しばらくして記者からフライト175便が墜落したと聞いたという。機内の65人が亡くなり、乗務員9人も含まれていた。
キャビネスさんはその後1年間、客室乗務員として働き続けた。ネルソンさんは現在、客室乗務員組合Association of Flight Attendantsの国際会長を務め、キャビネスさんの友人関係も続いている。キャビネスさんは結婚してサンラファエルで家庭を築き、2003年9月11日に第1子の出産で陣痛が始まったことで「9/11は喜ばしい日として再定義された」と語った。後年、ニューヨークの9/11メモリアル・ミュージアムで犠牲者の写真が並ぶ壁を見て「自分の写真がどこにあるはずだったかがすぐに分かった」と述べた。キャビネスさんは今年9月11日、サンフランシスコ州立大学で開かれる911Day.orgのイベントで体験を語るとしている。
出典: nbcbayarea.com: Former flight attendant recalls brush with fate 25 years after 9/11 attacks


