サンフランシスコのチェイス・センターは、ゴールデンステート・バルキリーズの試合で「ボールハラ」と呼ばれ、リーグで最も騒がしい環境として知られている。WNBAファイナルの第1戦と第2戦でもその評判どおりの雰囲気となり、いずれも1万8000人超の満員の観衆が詰めかけた。バルキリーズはフランチャイズ創設以来のホーム全試合が完売で、WNBA史上初めて1試合平均の入場者数が1万8000人を超えたチームになったという。
会場ではオークランド出身のラッパー、トゥー・ショートの曲「ブロー・ザ・ホイッスル」が試合前から試合中まで頻繁に流れ、観客が歌詞に合わせて一斉に声を上げる場面もあった。トゥー・ショートはESPNに対し、年配者から子どもまで皆がそのフレーズを知っている点が「最もいいところだ」と話し、普段なら注意されかねない言葉を口にしても「このときだけは怒られない」と子どもが分かっているのがおかしいと語った。また、保護者が「言っていい」と促す場面も見たとし、「引用符付きで家族向けのトゥー・ショートの曲だ」と述べた。
バルキリーズはアトランタ・ドリームとのシリーズが2勝2敗で、第5戦でサンフランシスコに戻る。第1戦と第2戦では、試合前のウォームアップの段階で観客がすでに立ち上がり、ビジョンに選手のアップ映像が映るたびに沸いたという。特に2025年の3巡目指名選手カイトリン・チェンに対する反応が大きく、シュートや映像が映るたびに最も大きな歓声が上がるとされた。ヘッドコーチのナタリー・ナカセは第1戦後、「違ううなりのような歓声を感じた。発表されたとき、皆が本当に叫んでいた」と話した。
ファイナルでは全席に紫色のTシャツが置かれ、着用していない観客がビジョンに映されて場内ホストに冗談交じりにいじられる演出もあったという。音量については、リーグが第1戦のデシベル測定をまとめた動画を作成し、ギャビー・ウィリアムズのコーナー3点シュートが114.5dBA、チェンの3点シュートが114.7dBA、ウィリアムズの試合を決めるフリースローが112.1に達したとされた。一方で、バルキリーズがフリースローを打つときだけは会場が静まり返り、人の足音が聞こえるほどだとも伝えた。
対戦相手の選手からは、敵地でも敬意のある雰囲気だとの声が紹介された。ドリームのアリシャ・グレイは「相手でも敬意を払っている。それがボールハラの好きなところだ」と述べ、ドリームが勢いに乗ると会場の音が非常に大きくなるとも話した。バルキリーズのティファニー・ヘイズは、他選手や遠征してきたファンを悪く言う必要がない支え方だとして、「だから私たちの観衆は独特だ」と語った。トゥー・ショートは今季プレーオフを1試合も欠かしておらず、ファイナル第2戦前にはコート上で「GSV」と書かれた巨大なドラムを叩き、観客が「ジー・エス・ブイ」とチャントしたという。
出典: abc7news.com: Welcome to Ballhalla: Inside the basketball heaven in San Francisco

