米カリフォルニア州マリン郡西部のラグニタスで53年間暮らしてきたデービッド・リー・ホフマンさんが、無許可建築をめぐる長期の法廷闘争の末、マリン郡上級裁判所の命令により今週火曜日までに物件から退去するよう求められた。裁判所が任命した管財人が物件を引き継ぎ、売却する予定だという。
ホフマンさんは茶の輸入業者で、敷地には数十年かけて建てた寺院風の建物や洞窟などがある。本人は、許可を得ていなかったことは認めつつ、「悪いことはしていない」と述べ、53年にわたる「人生の仕事」を奪われると語った。
問題は、近隣住民との争いをきっかけに苦情が出て、郡の建築検査官が複数の建物に使用禁止の措置を出し、撤去を命じたことから拡大した。郡はその後の確認で、ホフマンさんがさらに建物を増やしていたとした。裁判には約20年近くを要し、5人の裁判官が担当したとされる。審理が続く中でも新たな建築が行われたことに、一部の裁判官が不満を示したとも記事は伝えている。
郡は声明で、マリン郡上級裁判所の指示に従っているとし、命令では買い手が「長年の規定違反」への対応責任を負う形で売却するよう管財人に指示していると説明した。ホフマンさんは月曜日、友人らの手を借りて大量の茶や所持品を梱包し、茶は保管施設に移す予定だと述べた。管財人が火曜日朝に物件を引き継ぐ予定で、期限までに退去しなければ保安官代理により排除されると郡から示されたという。ホフマンさんは82歳で、ライム病を患い衰弱しているとされ、今後どこへ行くかは分からないと語った。
出典: nbcbayarea.com: Tea importer forced to vacate Marin County compound after decades-long code battle

