サンフランシスコ・ジャパンセンターモール内にある老舗店舗「ジャパンビデオ」が、今月末をもって閉店することが明らかになった。オーナーの大西剛氏が発表した。
大西氏は日本で生まれ、ワシントン州立大学への留学を機に渡米。1972年にサンフランシスコへ移住し、ホテル勤務や日本の旅行代理店、テレビ局などを経て、1984年にジャパンビデオを創業した。同店は、英語字幕付きの日本・韓国のテレビ番組や映画の豊富な品揃えを特徴とし、日本文化の紹介と日本語学習の支援を目的に開店された。
アニメグッズやコレクター向け商品も充実しており、入口に設置された4フィート(約1.2メートル)のトトロのぬいぐるみも名物だった。1999年には、全米初となるアニメコスチュームパレードを桜まつりで開催。また、故ロビン・ウィリアムズ氏が生前毎月訪れていた店としても知られる。
2020年には、サンフランシスコ市から「レガシービジネス」としての認定を受けたが、大西氏は「市場の変化、不況、パンデミックなど多くの困難を乗り越えてきたが、今がその時」と述べ、閉店を決断した。
現在、店頭には最大50%オフのセール告知とともに閉店の張り紙が掲示されており、今月末をもって正式に営業を終了する予定である。開店以来40年間、大西氏が一貫して経営を担ってきた。彼は「100万人以上のお客様にご利用いただき、支えてくださった全ての方々に感謝している」と感謝の言葉を記している。
