プール用薬品やメンテナンス機器などを販売するレスリーズ(レスリーズ・インク)は、連邦破産法11条(チャプター11)に基づく再建手続きの一環として、全米で76店舗を閉鎖すると発表した。同社は事業を停止するものではなく、2027年初めに、店舗網を縮小し財務基盤を強化した形で再建を終える見込みだとしている。
同社によると、カリフォルニア州ではベイエリアで8店舗、南カリフォルニアで13店舗、セントラルバレーで5店舗を閉鎖する。ベイエリアの閉鎖対象店舗として、コンコード、フリーモント、マウンテンビュー、ノバト、ピッツバーグ、サンノゼ、サンラモン、ウォルナットクリークの各店舗を挙げた。
再建と債務圧縮に向け、同社は9,000万ドルのつなぎ融資と、会社株式の売却による6,000万ドルの資金注入を確保したと説明した。ジェイソン・マクドネル最高経営責任者(CEO)は顧客向けの文書で「レスリーズは今後も事業を続ける」と記し、継続を強調した。同社は38州で900超の小売拠点を運営しているという。
同社は9月30日、米テキサス州南部地区の連邦破産裁判所にチャプター11の適用を申請し、資産7億2,200万ドル、負債12億ドルを報告した。2026年7月4日までの9カ月間の売上高は7億9,000万ドルで、前年同期の約8億5,300万ドルから7.3%減少した。純損失は前年同期の7,420万ドルから18.2%増の8,770万ドルとなった。7月には「マクロ経済の弱さと、同社が消費者行動を継続的に喚起できるかどうかを巡る不確実性」を理由に通期見通しを撤回したとしている。広報担当者は取材に応じなかった。
同社は1963年にフィル・レスリー・ジュニアがノースハリウッドで「レスリーズ・プールマート」を創業し、パートナーのレイモンド・セスマットとともにロサンゼルス地域でチェーンを築いたとされる。1988年に投資会社が買収し、1991年に上場、1997年に再び非上場化した。2017年1月にはシンガポールの政府系ファンドの関連会社が筆頭株主となり、2020年初めまでに2度の経営トップ交代があった。2020年10月に再上場し、その後は地域のホットタブ小売業者の買収を速いペースで進めたとしている。
出典: siliconvalley.com: 8 Bay Area stores to shutter as Leslie’s Pool Supplies closes dozens nationwide
