連邦政府が未成年者へのジェンダー肯定医療に対する連邦償還を禁止する規則を確定し、10月13日に発効する。これにより、州が対応しなければ、メディカリを利用する約1,500人のトランスジェンダーおよびジェンダー・ノンコンフォーミングの子どもが、思春期抑制剤やホルモンなどの医療へのアクセスを失う可能性があると記事は伝える。
州議会の議員らは、失われる連邦資金を補う緊急の1,000万ドルを確保しようとしている。この資金は、連邦規則に適合する形で、州の資金を連邦資金から分離した別の資金経路を整備するまでの時間を確保する目的だが、州の保健医療サービス局は、その整備に最大で1年かかる可能性があるとしている。
一方で、LGBTQ団体や親たちは、州のメディカリ担当機関が6週間以内に別建ての仕組みを立ち上げられるのか疑問視し、予算交渉の過程で誤解を招いたと主張している。擁護団体と医療団体は、連邦が未成年者へのジェンダー肯定医療の資金を打ち切る意向だとする予備規則が12月に公表されて以降、州当局に対し、別の資金経路を作るための100万ドル確保などを求めてきたという。
6月の予算でジェンダー肯定医療とリプロダクティブ・ヘルスケア向けに合計5,600万ドルの資金枠が盛り込まれたが、予算成立後、ギャビン・ニューサム知事の健康・予算担当当局者が、メディカリの州単独プログラム整備に充てることを担保する文言を削除していたと、記事は関係資料に基づき報じた。州の保健医療サービス局は、メディカリ向けに資金が確保されなかった理由や、サービスの空白が生じるかどうかの質問に答えず、財務当局に照会するよう求めた。
メディカリが命綱だった家族
記事は、A.W.(子どもの身元保護のためイニシャル表記)の家族を例に挙げる。夫が失職した際、スタンフォードの専門ジェンダークリニックで医師や療法士のチームの支援を受けていた長男が、メディカリを通じて同じ医療を継続できたという。A.W.は、現在15歳で週1回テストステロン注射を行う長男について、医療が途切れれば「医学的にデトランジションを強いられる」と述べ、州が準備できていなかったことは受け入れられないとしている。
出典: sanjoseinside.com: Parents of Transgender Kids Say CA Unprepared for Feds’ Healthcare Cuts


