UCバークレーの「Deportation Data Project」は、移民取締りデータの開示を求めた請求と訴訟を経て入手したとして、新たな数値を公表した。プロジェクトによると、サンフランシスコ地域のImmigration and Customs Enforcement(ICE)による逮捕は、前年同時期と比べて約70%増加した。
公表されたデータでは、2025年1月から7月のICE逮捕は2,928人、同期間の2026年は4,970人だった。共同ディレクターでUCバークレーの法学助教授でもあるデービッド・ハウスマン氏は、「バイデン政権下の約5倍の強制送還のペースだ」と述べた。
ハウスマン氏は逮捕の形態が変化しているとし、地域内やチェックインでの逮捕が増えていると説明した。プロジェクトによると、刑務所や拘置所で行われない逮捕の割合は10倍超に増えたという。データでは、7月のサンフランシスコでの逮捕が982人となり、同プロジェクトがデータを公表し始めて以降で月間最多だった。カリフォルニア州全体でも同月は4,274人で、プロジェクトは記録的な数だとした。
サンフランシスコ大学の教授で「Immigration and Deportation Defense Clinic」所長のビル・ヒング氏は、数値は地域全体での取締りの存在を示すと述べた。ヒング氏は、移民当局の面会時に拘束される人には申請が係属中の者もいるとし、ビザの期限超過で、正当な亡命申請が係属中でも拘束されるケースがあると語った。データでは、ICEがカリフォルニア州で600人超の子どもを拘束したことも示されたとされ、親に対し、パスポートと子どもを移民審理に連れてくるよう求める事例があるとヒング氏は述べた。
国土安全保障省(DHS)は声明で、「ICEは法を文言どおり執行している。移民取締りの対象になるかどうかは米国に不法に滞在しているかどうかだ」とした。一方でDHSは、このデータはDeportation Data Projectが「誤った主張を広めるために恣意的に選別したもの」だとし、DHSやICEは同プロジェクトの正確性や手法、分析を検証していないとして、「同プロジェクトは正確ではない」と述べた。さらにDHSは、全米でICEが逮捕した不法移民の約70%に米国内での有罪判決または係争中の刑事事件があるとする統計を示し、いずれの個人も不法入国で犯罪を犯したと主張した。
出典: abc7news.com: ICE arrests in San Francisco Bay Area area up nearly 70%, data shows


