オレゴン州ベンドで起きたSilver Rail Elementary Schoolでの銃撃を受け、知事選に立候補している現職の民主党ティナ・コテック知事と共和党のクリスティン・ドラザン州上院議員の対応が注目されている。両氏は事件後にベンドを訪れ、ドレイク・パークでの追悼集会にも出席したが、銃政策論争を深く掘り下げることには慎重だという。
コテック氏はNPR「All Things Considered」で、州が「証拠に基づく合理的な」銃暴力防止策で成果を上げてきたと述べた一方、この事件を政治利用すべきではないとも語った。ポートランド州立大学のクリス・ショーテル教授は、選挙で銃撃事件を中心に据えても政治的に得るものは少ないとし、ベンドのような惨事でも政策選好が大きく動くことを示す材料はないと述べた。
2022年の中部オレゴンでの討論会では、コテック氏が身元調査の拡大、安全保管要件、危険性があると判断された人物から銃器を取り上げるレッドフラッグ法などに取り組んできたと述べた。これに対しドラザン氏は、州の銃規制はすでに厳しいとした上で、精神保健の支援を強化すべきだが、さらなる銃規制は悲劇を防がないと述べた。2022年に有権者が承認したMeasure 114は、大容量弾倉の禁止、銃購入許可証の義務化、より厳格な身元調査を求める内容だが、法的争いで施行されておらず、オレゴン州最高裁が判断する見込みだと記事は伝えている。ドラザン氏は反対し、コテック氏は「常識的」と述べていた。
事件後の発言と関連法の動き
2022年選挙後、オレゴン州はバンプストックなどの連射補助具の禁止や、シリアル番号のない3Dプリント銃など「ゴーストガン」の禁止を成立させた。記事によると、ドラザン氏は連射補助具の採決に出席せず、ゴーストガンの採決時には州議会にいなかった。
コテック氏はレイク・オスウィーゴのLakeridge High Schoolで生徒の前に立ち、「銃暴力は防げる」と述べ、規制をさらに進めるため次の会期で州議会に関わってほしいと呼びかけた。ただし、今回の事件で何が防止につながったかについては、捜査が進行中で時期尚早として具体策の提示を避けた。
ドラザン氏はCity Cast Portlandのポッドキャストで、学校敷地内の銃禁止など事件を防ぐはずの法律が守られていなかったと述べ、「現時点で政策処方箋はない」としつつ、既存の法律が事件を止められなかったと語った。KOIN 6には、学校安全の基準を全学区で整え、スクールリソースオフィサーを配置すべきだと述べた。
元州上院議員のジニー・バーディック氏は、精神保健体制の改善が必要だとした上で、既存法の強化と執行の実効性を高める余地があると述べた。記事はまた、父親のKaylub Giamancoが校内に入り犯人を射殺し、ベンド警察がさらなる犠牲を防いだとしていること、共和党のアレク・スカールラトス州下院議員がGiamancoの行動をたたえつつ、銃の持ち込みでオレゴン州法に違反したと指摘したことも伝えている。
出典: opb.org: Top candidates for Oregon governor want to end gun violence. But how?
