レーバーデーを迎え、全米で約5400万人の生徒が教室に戻った。NPRと加盟局の記者が各地の学校を訪れ、初日の緊張や期待、伝統、涙などを取材した。
カリフォルニア州ロサンゼルスのミシェルトレーナ・ストリート小学校では、校長のニコル・サケラリオンが11年前、最年少の児童が小学校への移行に苦労していることに気づき、幼稚園児を1日早く迎える取り組みを始めた。「新しい場所で始める大きな感情を乗り越えられるようにし、もう少しつながりを感じてもらい、1日をよりスムーズにするためだ」とサケラリオンは話した。新入園児は5年生の「ツールボックス・コーチ」と組み、初日は校門から教員のもとまで手をつないで案内された。翌朝の始業日には複数の保護者が涙を流した一方、サケラリオンは「今日は幼稚園児の涙がほとんどない。すごいことだ」と述べた。
オクラホマ州エドモンドのウィル・ロジャース小学校では、初日に約25人の児童と保護者が公園に集まり、自転車で学校へ向かった。スクールバスや家族のミニバンではなく自転車で通学する「バイクバス」と呼ばれる取り組みで、参加者は週1回、集団で走行する。1年生のヘイデン・ロープは「自転車のほうがいい。長い列で待たなくていいからだ」と話し、3年生の兄オーウェン・ロープも「自転車にすればよかったのに」と続けた。
オレゴン州ビーバートンのビーバートン高校では、新校舎で新学年が始まった。明るいオレンジ色の客席がある新しい劇場や体育館の大型LEDスクリーンとともに、110年の歴史がある学校の鐘が初日を告げた。校長のアンドリュー・キールは、約1400人の生徒が通う校舎が無機質にならないよう工夫したと述べた。特別支援の教室では調光できる照明が取り入れられ、担当教員のリア・ベアードは「ここにある技術は素晴らしい。生徒の感覚面のニーズに合わせて光の色を変えられる」と話した。
バージニア州のチャールズシティ郡にあるチャールズシティ小学校では、バスを降りる子どもたちのために赤いじゅうたんが敷かれた。同校には3歳と4歳の教室があり、初めて登校する子どももいる。就学前クラスの教員ケリー・オレルは「典型的な初日は、少しの涙、時にはたくさんの涙、そして不安がある」と話し、絵本「キッシング・ハンド」を読み聞かせたうえで「今日、学校に来るのが少し怖かったり緊張したりした人はいる?」と尋ねた。また、保護者向けの年1回の「ブー・フー・ブレックファスト」も開かれ、4歳の息子ノーランを預けたジョバン・ハワードは「思ったより気分がいい」と笑いながら話した。
出典: opb.org: The first day of school: Bells, bikes, buses and big feelings


