エメラルドアッシュボーラーがポートランドに拡大 街路樹のトネリコに対策

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2002年に偶発的に米国へ侵入した真珠光沢のある緑色の甲虫エメラルドアッシュボーラー(EAB)が、北米の東部と中部で拡大し、トネリコの木を数百万本枯死させてきた。EABは寄生した木の99%を枯死させ、米国には自然の捕食者がいないとされる。幼虫が樹皮の割れ目に潜むため、薪の運搬が拡散を加速させる要因として挙げられている。

専門家は、湿地のキーストーン種であるトネリコの個体数が大幅に減少すると予測している。EABは2022年にフォレストグローブで初めて検出され、その後ポートランドでも存在感が増している。EABの休眠期は10月に始まり4月まで続くが、専門家はオフシーズンでも警戒を続けることが重要だとしている。

ロー렐ハースト・パーク近くの住宅では、ジル・パンチズの自宅前のトネリコが市議会によりヘリテージツリーに指定されている。市はEABに備える薬剤でこの木を積極的に処置しており、これまでEABの侵入を防いできたという。パンチズは1990年代からこの家に住み、2021年6月には大枝が家に落下して撤去費用が発生し、樹冠が開いたことで室内温度への影響が出たとしている。

ポートランドの街路樹約25万本のうち約4%にあたる約1万本がトネリコだとされ、樹冠喪失は市全体の気温や電力使用、日照条件の変化に影響すると記事は述べている。市の推計では、公有地と私有地にトネリコが2万6,000本あり、自然地域にさらに6万8,000本がある。ポートランド都市林業部門の森林害虫・病原体コーディネーターのアニヤ・ムーチャは、EAB対策の主な選択肢は薬剤処置による保全か、適応した樹種への更新だと説明し、樹冠の20%以上が枯れると薬剤が行き渡りにくくなるとしている。

オレゴン州農務省(ODA)の生物防除昆虫学者マーク・ラゴジーノは、EABの幼虫が樹皮内側の層を食害して水の移動を妨げ、年を重ねると木が枯れると述べた。ラゴジーノは、EABの天敵である小さな寄生蜂「oob」を放つ実験的な生物防除に取り組んでおり、コテージグローブでの導入は有効だったという。記事では、EABが広がる中で、河畔域の遮陰が失われ水温が上昇し、サケなどの魚が影響を受ける点も挙げられている。疑いのあるEABの発生は、オレゴン侵略的外来種ホットライン(1-866-INVADER)への通報が求められている。

出典: wweek.com: What the Emerald Ash Borer Means for Portland

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